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中国ニュース:社会

中国ブログ界で複雑な対日感情

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女子サッカーW杯日本対ドイツ戦でドイツを応援する中国人観客


 9月17日に中国杭州で開催された女子サッカーW杯の日本対ドイツの一戦で、日本チームが試合中、中国人の観客からブーイングを受け続けたのにも関わらず、試合後に「ARIGATO 謝謝 CHINA」の横断幕を掲げ、深々とお辞儀をした。この行為に対して、中国では「勇気に感動した」と賞讃する声と「ブーイングは当然」という意見がぶつかり、激しい議論を引き起こしている。

 この一戦は本来、18日に開催される予定だったが、1931年9月18日の柳条湖事件の影響を考慮し、大会を運営する中国側により日程が変更されていた。04年の重慶での男子サッカーアジアカップの反日行為も記憶に新しい。中国当局も五輪を控え、大規模な反日運動は避けたい意向だ。

 新浪ブログでも、今回の女子サッカー日本代表の話題は多くのブロガーが取り上げていた。この一戦はまるでドイツチームのホームグランドのようであり、中国人は2004年のアテネ五輪で中国チームがドイツチームに負けたことを忘れたのかといった指摘や、来年のオリンピックには日本人選手がさらに沢山来るが、それでもこのようにブーイングするのかといった意見が書き込まれていた。

 しかしこれらのブログ記事へのユーザーのコメントには「国辱を忘れるな」や「チームの好き嫌いは個人的な問題」といった批判的なものが目立つ。

 また湖南省長沙の日系スーパーマーケットが柳条湖事件の日である9月18日に開店するという情報がネット上に流れ、「日本製品ボイコット」などの横断幕を掲げ数百人の学生がデモ行進したため、多数の警察官が出動している。

 日中国交正常化35周年や、温家宝首相の訪日など、日中関係の改善が期待される一方で、歴史的な問題による反日感情はブログ界でも根強い。

 ただ最近の中国ブログの傾向としては、日本の政治情勢を伝える記事も多く、日本の政権への関心の高さがうかがえる。安陪内閣から福田新政権が発足したことにより、「知中派」、「ハト派」としての福田内閣に期待する声も挙がっている