中国の軍事動向に詳しい民間軍事研究機関、漢和情報センター(本部カナダ)は六日、中国海軍が航空母艦の配電盤などサブシステムを既に国内企業に発注したとの情報を得たことを明らかにした。
同センターは、中国初の通常型空母建造へ向けた初期段階の工程が始まったと分析、空母は二○○九〜一二年ごろに完成すると予測した。
中国では昨年三月、軍装備部中将が一○年までに空母を建造する可能性があると発言するなど空母建造への積極発言が相次いでいたが、建造着手の具体的な情報は初めて。
センターが中国の軍事産業筋から得た情報によると、江蘇省鎮江市の鎮江船舶電器が空母建造用の低電圧配電盤などの製造を受注。この配電盤は自動電力制御システムの重要部分となる。
同社は近年、船舶の電力制御システムを製造。オランダ企業から民間協力の形で技術支援を受けているという。
同センターは、このほか(1)中国の主要造船所が空母建造の支援を開始(2)中国軍が空母の関連設備をロシアから購入(3)空母艦載用のテスト機をウクライナから購入―などの情報を入手したことも明らかにした。
同センターは空母本体は技術的にみて上海の造船所「上海外高橋造船」で建造される可能性が最も高く、完成後は南海艦隊(広東省湛江市)に配備されると分析した。


