2010年5月1日に開幕する中国の上海万博まで3年となった。中国は万博を起爆剤として上海市をアジア経済の中核拠点に発展させる狙いで、市の中心部に近い巨大な会場予定地では建設工事が本格化しつつある。
万博として過去最大規模となるのは確実で、入場者数は国内からの観光客を中心に7000万人と、これまでで最も多かった1970年の大阪(約6400万人)を上回る見込み。
ただ入場料は160元(約2400円)と一般の中国市民にとっては高額で、富裕層が中心になるとみられている。主催者側の上海万博事務協調局は日系企業の参加や日本人の来場も呼び掛けており、朱咏雷副局長は「日本からも多くの人に入場してほしい。300万人でもかまわない」と話している。
万博会場は上海中心部を流れる黄浦江の両岸。邦銀などが進出する金融街に近く、もともと造船工場やアパートがあった地域だ。現在はほとんどが移転を終え、土地の造成工事や一部施設の建設が始まった。
展示会場の面積だけでも328ヘクタールと広大で、愛知万博の森林部分を除いた部分の約4倍になるという。中国の歴史や未来をテーマにした中国館をはじめ、各国や企業の施設が展示の中心になる見通しだ。
(共同)



